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ま
舞良戸(まいらど)
細い桟を等間隔で並べて取り付けた板戸のこと。
この桟は舞良子(まいらこ)と呼ばれ、横桟とするものが普通ですが、縦に取り付けたものもあります。
巻込戸(まきこみど)
巻き込む形で開閉できる戸の総称です。
家具などでは、細い薄板を並べた状態で、裏に丈夫な布などを張り付けたものが使われる。上下あるいは前後方向に開閉するものが多いが、横方向に巻き込むものもあり、この戸を使う代表的な家具としては、ロールトップデスクがある。
また、建物の開口部に設けられるシャッターも巻込戸の一種で、ローリング・シャッターとも言う。
枕棚(まくらだな)
天袋を設けない場合の押入れ内の上部に設ける奥行きの浅い棚のこと。
枕捌(まくらさばき)
長押と床柱との取合部の納め方で、床柱の三面の角を留にして長押を巻き込んだ納め方。 巻裏捌(まきうらさばき)とも呼ばれ、書院造りの座敷に用いられていた厳格な納め方です。 また、枕捌の他に、二面だけ回すものを片捌(かたさばき)、床柱の正面だけに長押を取り付ける雛留(ひなどめ)がある。
マグニチュード(まぐにちゅーど)
地震の規模を表す尺度のことを言います。地震の強弱は震度で表されるが、地震動は震源地から遠くなるほど弱くなっていく。そこで、地震そのものの規模を表す別の尺度として用いられているのが、マグニチュードです。通常、震央から100キロ離れた地点にある標準地震計の最大振幅をミクロン単位で測り、その常用対数で表し、マグニチュードが1増加すると、エネルギーは約30倍増加する。マグニチュードは震度とは異なり、記号Mで表す。
曲木(まげき)
水分を与えて熱を加えると可塑性が大きくなる木材の性質を利用して、曲線状に加工した材、またその技法のこと。ブナや楢(ナラ)を蒸発し、型によって成型するこの加工法は、1830年代、ミカエル・トーネットが開発。曲線をある程度、自由に使うことが可能となったため、木製品のデザイン、とくに椅子のデザインは大きく変化した。
間仕切り家具(まじきりかぐ)
広い空間を2分して使うようなとき設置される間仕切りを兼ねる家具のこと。
マスコンクリート(ますくこんくりーと)
大塊状に施工されるコンクリートのことで、建築学会では断面の最小寸法80cm以上で、セメントの水和熱によるコンクリートの内部最高温度と外気温の差が25℃以上になることが予想されるようなコンクリートのこと。マスコンクリートは、施工後に温度差によるひび割れが生じやすいので、マスコンクリートの施工に際しては、打ち込み後のコンクリートの温度上昇をできるだけ少なくするような配慮が必要とされています。また、用いるコンクリートは水和熱の大きいセメント(たとえば早強セメント)を用いたり、単位セメント量が多くなったりしないように注意するとともに、コンクリート温度が高くならないように配慮することが必要です。主に、ダム、橋脚などに使われています。
松(パイン)(まつ)
針葉樹の一種です。パイン。
(まど)
採光、換気、通風のために設けられる開口部のことを言います。主な窓の種類には、引き違い窓、上げ下げ窓、たてすべり出し窓、横すべり出し窓、内倒し窓、片引き窓、両片引き窓、両たてすべり出し窓、ルーバー窓(ジャロジー)、嵌め殺し窓、オーニング窓、ボウウインドウーなどがあります。また、窓の取り付け位置により、腰窓、高窓、地窓、トップライトなどと呼ばれ使い分けされています。
間柱(まばしら)
木造在来軸組み工法で、柱と柱の間(柱間)にいれる垂直材。壁を構成する部材です。 間柱のサイズは、105mm×管柱の三割程度で、ピッチは0.5モジュールに設けます。 尚、サイディングなどのジョイント部となる間柱は、105mm×45mm程度として、1サイズ間柱の厚みをUPさせるのが一般的。
丸太(まるた)
皮をはいだだけの木材。「まるたんぼう」とも言います。 丸太には、和室などの見えがかりに用いる磨き丸太や絞り丸太などの化粧丸太や、構造材に用いられる丸太梁などがあります。
マルチタイプエアコン(まるちたいぷえあこん)
エアコンの種別で、1台の室外機に対して複数の室内機が接続できるエアコンのこと。
マルチレベルループ・パイル
(まるちれべるるーぷ・ぱいる)
カーペットのループパイルの一種です。ループ状のパイルに高低をつけて、パイルの表面に変化をつけたカーペットのことで、規則的に高低をつけて、はっきりした柄をつくり出したものと、不規則に高低をつけたものとがあります。
廻縁(まわりぶち)
壁と天井の取り合い部に用いられる見切部材のこと。洋室(大壁)で洗面、脱衣、トイレ、廊下などで、廻縁を設けると納まり上の問題、又は デザイン性の問題で設けない場合(突き付け仕上げ)もあります。また、廻縁を設けず突き付け仕上げとする以外に、天井底目若しくは壁底目を設けるか、塩ビ製の見切り材を設けて納めるなどの方法が用いられます。
マンセル表色系(まんせるひょうしょくけい)
アメリカのA・H・マンセルが、20世紀の始め頃に考案した色の表し方の体系。 色相、明度、彩度の「色の3属性」を、それぞれ数値化(マンセル記号)して表し、インテリアのカラースキムにも応用されることの多いシステム。
蒔絵(まきえ)
漆工芸の絵付け法のひとつで、漆で描いた模様の上に金銀の箔や粉を付着させ仕上げるものを言います。奈良時代に始まり、平安時代に盛んになりました。技法上から研ぎ出し蒔絵、平蒔絵、高蒔絵に大別され、絵以外の地の装飾としては、梨地(なしじ)、塵地(ちりじ)、平目地、沃懸地(いかけじ)などがある。
幕板(まくいた)
一般に前後を仕切る境界的な役割をもつ横長の板を総称して言います。
家具では机やテーブルの甲板の下側にあって、脚と脚を連結する部材などをいう。
間崩れ(まくずれ)
モジュールの寸法を部分的にくずした現象のこと。 敷地いっぱいに建てる場合など、基本のモジュールでは間取りが取れない場合や階段・廊下などを部分的に広くしたい場合に起こる現象。 尚、「間崩れ」は、木材や合板、ボードなどの定尺に合っていないため、ロスが多く建築コストが割高になります。
まぐさ(まぐさ)
開口部の上部にある柱間に渡した横架材。外部サッシなどが取り付く開口部上端の横部材のこと。
間口(まぐち)
建物や敷地を道路側や建物の玄関側などの主要な方向から見たときの幅のこと。 また、単純に物の幅を指します。間口に対して直角方向を「奥行き」と言います。
曲げ(まげ)
部材がわん曲し、曲率変化が生じる現象を言う。
曲げによって中立軸の一方では引張り、他方には圧縮の応力が、また、せん断力が生じます。
真砂土(まさつち)
花崗岩が風化して出来た土で、主に化粧土として床の間の壁仕上などの左官材料や、敷地の整地や植木の客土として植栽工事でも使用されます。
柾目(まさめ)
木材の表面に現われた模様が平行な木目のこと。
和室では長押、鴨居の見付面などに用いられ高級とされています。
間仕切り壁(まじきりかべ)
建物の内部空間を仕切ることを目的とする壁のこと。
マスターキー(ますたーきー)
通常では個々の鍵で開けるようになっている複数の錠を、ひとつで開けることができるようにした鍵で、ビルなどの管理用として利用されています。
マスタープラン(ますたーぷらん)
基本計画。具体的な設計の指針とするものを言います。
町家(まちや)
平安京以来、町の中や街道筋に見られた店付きの民家。また、町人の住まい一般を町家と言い、町屋とも書きます。
マットレス(まとっれす)
ベッド用として使われるクッション性のある厚い敷き布団のこと。スプリングを入れたスプリングマットレスとウレタンフォームなどを入れたフォームマットレスが一般的です。
窓台(まどだい)
窓の下部にある柱間に渡した横架材。外部サッシなどが取り付く開口部下端の横部材のこと。
マニエリスム(まにゅりすむ)
ルネサンス後期、16世紀後半の絵画、建築の様式。古典様式の規範を継続させる一方、ルネサンスの形式性から離れ、より自由な表現を求めようとした。
マホガニー(まほがにー)
広葉樹の一種。センダン科の常緑高木。赤褐色で美しい光沢があり、緻密。高級家具材として人気がある。
丸太梁(まるたばり)
屋根の部分で建物の外周から内側に向かって入れる大型の梁材で、特に天然の松丸太の反りをそのまま利用して小屋梁としたものを言います。
マルチメディアコンセント
(まるちめでぃあこんせんと )
1枚のプレートにコンセント(電源)、テレビ(通信)、インターネット(情報)の取り出し口が設置されているものを言います。
廻り階段(まわりかいだん)
折り返し階段の踊り場の部分にも段を設けた階段のこと。廻り階段は、折り返し階段の省スペースタイプの階段です。
マンサード屋根(まんさーどやね)
「腰折れ屋根」とも言われます。切妻屋根形状に勾配を更に急にした屋根形状。
マンション(まんしょん)
本来は大邸宅のこと。日本では1950年代後半から、中高層集合住宅の呼び名として広まり、一般的な用語として定着しました。分譲マンションを、英語ではコンドミニアムと言う。
マントルピース(まんとるぴーす)
壁つきの暖炉につける前飾りのことで、焚き口の廻りを囲む飾り枠などを指す。